のころ、/
はるな
蒸発してゆげになったあなたを食べてた
むかし桜の木のしたで一人で蝶の交尾をみてた
まんかいのユキヤナギ
雨の日は息をとめてすわってみる
すこしでもたくさん思い出せるように
自分のなにもかもわかってた少女のころ
どういうふうに息をすればいいのかだけ知らなかった
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