季節はずれの太鼓囃子/
w.tsubaki
季節はずれの太鼓囃子がきこえる
思考を急激に 過去へともっていかれる
いちばん最近の 夏の記憶を掠めながら
さらに遠い夏へと
苦労も苦悩もなにも 知らず感じずに過ごしていた
幼く無邪気な 夏の記憶
少しずつ遠ざかる 太鼓囃子のリズムに
少しずつ現実へと 引き戻されて
残ったものは 遠い夏への郷愁
そしてやけに眩しい陽光が刺激する
内向からの開放
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