解像度/藤鈴呼
ち受けている筈だ
穴を開けた悪魔が 微笑むならば
待ちくたびれる前に 木刀を構えよう
火柱なんて 怖くない
こっちには 無数の池が有る
どんな焔だって かき消してみせるさ
消して 燃え上がりはしない
再燃の約束などは 有り得ないのだから
何処まで見渡せるか 実験してみたくて
覗き込んだファインダーが 涙で歪む
雫一つに茶化された事を
未だ 認めたくはなくて
頭を振る
被りものをして
熱中症対策なんだと
言い訳をして
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
戻る 編 削 Point(1)