キンタマ王子、私に羽根があったら/花形新次
 
キンタマが
羽毛で覆われていたら
蒸れてインキンに
なるだろう

それでも
空を飛べるなら構わない
キンタマ羽根を
思いきり広げ
太陽に近づいて
燃え上がりたい
燃え尽きたい

きっと、きみも
大陰唇の翼で
僕の後を追うだろう

そしていつか
ふたりの影は重なる

(キンタマ王子&ミッキー只野&羽根ユヅル
共同詩集「ピンク・ケロイド」より)









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