ドリフ大爆笑2015/六九郎
 
うっとりとゆっくりと溶け込んでいく
さようなら世界さようなら皆さん
分子は原子へ
原子は宇宙へ
ほんの一時の出会いは偶然の産物
もう二度とわれわれが出会うことはないでしょう
数え切れない原子たち
ほんの一時、おぼろげな男の影を形作ってくれた砂粒たち
幻滅とやりきれなさと未必の故意
さらば世界、さらば皆様
ありがとう、今までどうもありがとう
いざとなると思い出すのは楽しかった思い出ばかりなのは何故かしら

旧ダイエーの二階のそば屋の天そばを食った後に訪れる世界との別れの握手
俺の世界に死んだ男の声が響く
マイク越しの男のだみ声
次行ってみよう次ー
浮かれた音楽が鳴り響き俺の人生の一幕が閉じていく

戻る   Point(1)