風の舌 ?/信天翁
 
いつのまにか 
齢(よわい)は噛み砕かれ
おカネが 卒寿の勲章をたずさえて
ころげこんだ
おひとりさまのふところに・・・・
このうえの無い因果となって

あぁ 
ことしは冬将軍の目覚めが
おそくなったのか
庭隅の山茶花が
ほほえんでくれている
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