祈りの燈火/秋也
 
りを捧げる老人
テロリストとともに一律もろともに
爆ぜ失う
あじと学校病院
命が魂が世界のどこかでたくさんたくさん無くなっていく
「神よ偉大なり」
左も右も真ん中も
異常も正常も成熟も
僕らは掲げた旗を燃やし続けたい
みんなサディストでありマゾヒスト
大きくなればなるほど
皆で決めたことが守れないのさ
自分で決めたことも守れないんだから当然か
叱ってくれる先生もいない
いるのは誉めて誉めて
いかなる時もいつか許してくれる神様だけ
透明で見えないけど
大丈夫
爆弾も飛行機も銃撃されたサッカースタジアムも遠ければ
無明無音さ
硝煙破片爆音銃声血の匂い
そこにい
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