恋/
オイタル
風呂場の排水溝に
退散する泡たちにまぎれて
私の恋が吸われていく
私は両手で恋
恋
と叫ぶが
お前が遠くで
あまりに 手を振るものだから
窓枠も ワイシャツも
追い付けないくらい速く
手を振るものだから
しんと黙った裏の小屋
風の紳士たちが
うそとほんとを
入れ替えている
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