リフレクション(鏡像に風穴)/ホロウ・シカエルボク
れないさ、表層をぶっ飛ばすことだ、表層を吹っ飛ばして、いちばん底にあるやつが出てこざるを得なくなるまで引鉄を引き続けるのさ、殴り続けた壁に拳のあとが少しずつ広がっていくように、叫び続けた喉から漏れた血が地面に溜まりを作るように…本当にやって見せなくちゃ納得出来やしない、吐き出されたことのない言葉はその奥にあるもののことを知らない―ここでいいという地点もまた存在しない、そしてそれが最も重要なことだ―さあ!風穴は開いた!そこから見えた景色を語ることからつぎのことは始めればいい…
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