必要なものを必要なだけ/ホロウ・シカエルボク
開かれた扉にはあらゆる意味があり、また、如何なる意図も無い
出入りも自由であり、また、戻るも戻らぬも自由である
選択とは本来そういうものであり、例外は存在せず、そして
それに含まれるたったひとつの条件は
「自分自身であるか否か」という点に他ならない
ごらん、勲章の無いものが英雄のように振舞っているが
誰も、彼の言葉に頷いたりはしていないだろう
それがどこの誰でも同じことだ、戦って勝ち得た首が無い限り
誰もそいつを崇めたりはしない
何のために生きてる?生業か?
それともそれがもたらす様々な恩恵が目当てか?
目的を見誤れば振る舞いがおかしくなるのは当然
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