無題/葉leaf
 
場のない液体ばかりが流れ落ちてくるので、
どんな低さでも粉飾しなければ生き永らえません、
この街にはとてつもなく大きく入り組んだ笑いが必要です、
ただの痙攣ではなく物質的に彫刻された笑いが除幕され解析されなければ、
あなたを殺せなくてもあなたの名前を殺してよろしいでしょうか、
もはやあなたが誰からも呼ばれず透明に消えていくように、
組織では惰性の万年雪が年々厚みを増していて、
組織である以上決して融けない雪がどんどん増えていきます、
雪に切りつける炎の正しい色を探しに、
雪を掘り起こす労働の正しい関節を探しに、
僕はもうあきらめて新しい雪の一片として群衆の鮮やかさを増すばかりだ
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