秋風と木/
朧月
身に着けていた
葉っぱほとんどなくして
ぶるぶる震えている木々を
笑えない気持ちでみているわたし
がんばっちゃうんだよね
流されちゃうんだよ
どうやったって
風は
すかれたり嫌われたり
それでも
はははと
笑うようにはしる
はしる秋空高く
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