かき氷/藤鈴呼
零れ落ちる火球の美しさが 夜空に映えるショットを
ゆっくりと 眺めながら
過ぎ去った日々の思い出を 紐解いて見る
天井では ピーチク・パーチク
お母さんは 何処へ 行ったの?
活きる為に クチバシを開くコト
欠かせないのね
一本でも掛け違えたら ズレてしまう 網目のように
繋がって行くから ほら 安心できるでしょう
ピアノの音色
何処かから 聞こえる 賑やかな声
ふわふわの かき氷 溶けていく
鍵は 何処へ 隠したの
心を 閉じたからかな
氷が 冷たすぎたからかな
頭を振った あなたが
頭が痛いと つぶやいた
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