境界の意識/たけし
 
眼底痛に耐えながら
あの が口を開くまで待つのだ

<キオクの億を掻き分け掻き分け

記憶の底を引き裂いて

内なる神聖未知
顕わ光輝き響きに充ち>

平静を保ち沈潜し
流れ込んでいくまで脱力弛緩
意識は畏怖を以て途方もなく覚醒し
遮断が浄化され解かれるまで
静かな時の流れに
身を委ね預け続ける


穏やかに飛翔して
穏やかに飛翔して


木霊し合う調和の音楽が 聴こえる
戻る   Point(4)