境界の意識/
たけし
眼底痛に耐えながら
あの が口を開くまで待つのだ
<キオクの億を掻き分け掻き分け
記憶の底を引き裂いて
内なる神聖未知
顕わ光輝き響きに充ち>
平静を保ち沈潜し
流れ込んでいくまで脱力弛緩
意識は畏怖を以て途方もなく覚醒し
遮断が浄化され解かれるまで
静かな時の流れに
身を委ね預け続ける
穏やかに飛翔して
穏やかに飛翔して
木霊し合う調和の音楽が 聴こえる
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