キンタマ王子、こころ/花形新次
「まあ、なんて綺麗な星空なの!」
「そりゃあ、プラネタリウムだからね」
「あっ、そっかー!」
「アハハハハ!」
川越に住むブスカワ女子高生まゆちゃんと
親友のカメアタマ枢機卿の会話を
後ろの方の席に隠れて座って聞いていたキンタマ王子は
親友に出し抜かれた悔しさと悲しさで
キンタマが萎んでしまうほどだった
「ウラミハラサデオクベキカ!」
今どき、夏目は流行らないとばかりに
まゆちゃんとカメアタマ枢機卿への復讐を誓う
キンタマ王子だった
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