まいかい/
帰る
連絡の無い夜ほどカラッとして 缶ビール二本で潤してみる
空き缶を握りつぶして三畳間 ささくれ立った鯣と心
コンビニに並ぶおにぎり達までも 彼の名前に見えてしまって
買い足した発泡酒と柿の種 袋の中で横たわっている
電子音振動音に破裂音 君の音が私を壊す
連絡の有った夜ほどジメッとして 缶ビール二本が番に見える
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