華やかな世界へ踏み出す君へ/はなもとあお
だからこそ
華のあるそこは
やんちゃさえ許される
軌道修正の効きづらい
難しい場所だと理解して、
いて
どうか
愛されても
マスコットにならないで
天狗にならないで
ひとのしらない苦労を
理解できるだけの
頭脳と知識をもって
すすめ
わずかにかかわりのある
わたしは
時々
顔をみながら
あなたが
いまのまま
まっすぐに
大人になってくれることを
願っているよ
老婆心を織り交ぜながら
その場所を通り過ぎる
つかれたひとびとの
オアシスであって
いて
社会の闇は
どっち
だった
かしら?
そんなことさえ、おもう
いまと未来
わたしと違う世界へ
住みゆく君へ
わたしから
おくる
言葉
2015.10.12
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