デッデン/竜門勇気
せる
ぼんやりとしてるだけでも死ぬのかよ
生きてるだけでも死ぬのかよ
大人が知ってるふりしてたのは
気のせいじゃなかった
優しさだった気遣いだった
今はそれが解る ときどきだけど
説明することも出来ない だけど
そうすべきな気もして
ケチ臭かった世界に乾杯だ
見えてた見えなかったことにバンザイさ
この世界に僕がいちゃいけない理由なんて
誰にも決められない 決めさせない
そんな暇な奴はみんなどっかいなくなっちまったし
いつまでも暇な奴の言葉はただのあぶくだった
触れてみれば消えちまうような
薄っぺらのクソだったんだ
知ってた知らなかったことと
皆殺しを通過した世界と
毒の瓶を間にして
手を繋いで歩いている
明日の生き方を知らないままでも
未来に引きづられて進んでいく
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