れお/mizunomadoka
 
諦めた階段の先は
白い霧で見えなかった

鎖でつながれた大きな爆弾が
空にジッと手を伸ばす

いもしない猫を飼ってたあの日
こんな夜がくるなんて
思わなかった

星の地に生まれて
水と光で育った

赤と青と緑の太陽
半月夜

お腹の子供が
鼓動をとめる








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