秋のサンダル/
そらの珊瑚
かけひきを手放したあと一本の綱は誰とも手をつながない
おそらくは終わりのない作業と思うどこまで磨くか靴磨くように
憂鬱にふりかけられた粉砂糖かけられたまえこうべを垂れて
つまらないことばかり覚えてて愛読書は「地球の歩き方」だとか
煮詰まったおでんのようなしょっぱさをかかえて月曜人はでかける
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