北原白秋顕彰短歌大会/そらの珊瑚
示させているのに、いい意味で軽さがあるのは、蝉の身体のほとんどが空洞で軽いということにも起因していそう。命は地球より重いと言われたりするが、その一方でたやすく消えてしまえる、はかない存在でもあるのではないか。
いずれにしても今際のきわでこんなふうに看取られる蝉は幸せ者だなあ。。
あっあと、「落ちいる」とは「息をひきとる」という意味でもあるらしい。現代ではあまり使われなくなった言葉の感があるが、そう古めかしい気がしない。簡単に使っているようでいて、なかなか出てこない言葉であるのではないかとも思う。
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