同じ場所/はるな
 

娘の髪がおどっている
とおもったら
わたしの息だ

どこまでもなめらかに続くようにおもわれる肌は
必然の場所でとぎれている
死がおそろしいなら
生もおそろしいのだし
もしも素晴らしいのなら
死ぬことはよいことだ
そのどちらもが同じ場所でおこるので
ときどきは泣くしかない


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