欲情の棘/
十一月の失敗作
ベタついた不快感
本能の隙間を埋めるように
ただ君が欲しかった
重ねる体温
本当は君なんて誰でもよかった
求めるまま繰り返す
欲情を撒き散らすだけの夜
まどろみさよならを告げる頃
もう君のことなんて忘れてる
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