子守唄を求める/
愛心
眠れないのです
瞼は重く
欠伸は絶え間なく
体は熱く
それなのに
「しにたい」「きえたい」と
心の中にいるわたしが
頭の中にいるわたしが
ずぶずぶと どろどろと
夜のような やみのなかに
沈もうと 溶けようと するので
わたしは眠れないのです
そのまま 目覚めないような気がして
たすけて なんて言えません
たすけなんて られません
ああ それでも
あなたの声を聞けば 眠れるのでしょうか
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