てまりをぽむぽむ/崎山郁
 

  
  今日は仕事がお休み
  掃除して
  洗濯して
  の予定のはずが
  結局昼まで寝ていた
  なんか疲れていたのかなぁ
  夕方から友達とご飯を食べにいく
  店長さんは25歳だった
  25歳にしては疲れていたな と思う

  朝、暗かった空が
  眠りから顔を上げた電車の窓の中
  朝日を掲げている
  遠く山々の向こう、雲の隙間から
  輝いている
  通過する駅のホーム
  見知らぬ人々が寒そうに立っていた
  いつか
  涙で曇らない日がくるのかなぁ


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