大昔のこと、夜のパレード/またたび八寸
 
笠間駿介さんという人がいて
その人の作品が好きだった

青空は何枚もプリントアウトして
ことあるごとに読み返していた

今でもあの頃の詩人たちのたくさんの
プリントアウトされた詩が
僕の手元には残っている 
紙にしておくといつでも読めたからだ

多分皆若かったのだろうな
通信料は夜に安くなるから
皆集まるのは11時過ぎだった

たわいもない話、好きな本、
音楽、専攻のこと、漫画、旅、
薄暗い部屋で発光する画面に
夜食片手にチャットしながら、
この向こう側にも
画面を見つめる顔があるんだな、
と思いながら、互いの
PCメールに長文送りつけあい、
自慰のよ
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