タバコが世界に必要だろうか/りゅうのあくび
誰しもが健康であることを望んでも
人間はタバコを吸うと云う
嗜好があれば
病気を悪くしたり
病気を患ったりする
まだ若いころ
人と人との距離感を
思うとやるせない気持ちが
するようになって
手持無沙汰な自分を満たすために
タバコを吸うようになった
昔の小説や映画には
タバコを吸う大人が出てくる
シーンがあったけれども
いまはほとんど
タバコは出てこなくなった
悪役でさえタバコは吸わない
タバコは宣伝が
禁止されているからだ
むしろテレビや本の中のほうが
人間は健康に生きている
タバコの販売は
まるで成人の証みたいにする
野放しも同じで
本
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