黄昏の会瀬/愛心
 
した

「●●●くん」

もうわすれたと おもっていました

おさななじみのなまえをつぶやくと

しにがみのふるえはとまり

まっすぐにわたしをみつめて

いきをのんだ その せつな

しあわせそうにわらいました














むねをこがすような
たいようがとけだしたような

あつくもえるゆうやけをのこして

しにがみはきえました









かれは きえました






戻る   Point(5)