Rain Fall Down/ホロウ・シカエルボク
たったひとつだったものが数え切れない欠片になる
フローリングで溶けない氷のように光を弾くけれど
そのどれひとつとしてもう二度とグラスとして機能することは出来ない
おまけにそれは不用意な指先に結構な傷をつける
不器用に巻きつけた絆創膏に静かに血が染みていく
ブルース・ハープとスティールギター、1970年のローリング・ストーンズ
まだ幼さの残るミック・ジャガーはだけどすでに出来上がっていた
昨夜の寝不足が祟る頭をシェイクしながら
日付変更線でゼロになる前に
ああ、みんな、本当は誰も
本当に口にするべきことは判っているんだ
ロックンロールは反逆じゃない
ロックン
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