Cigaretteに灯された火/りゅうのあくび
 
時と場所が
選ばれながら
Cigaretteの煙が立ち昇る
日々はどんな天気でも
ずっと続いている
隔離された
都会の喧騒や
夜空の果てでさえ

微かな炎による煙は
あらゆる病気をも
重篤に導くことにも
かかわらず
豊かな生活の幻影として
決して僅かではない税金を
支払う代わりに
つかの間の休息を取る
喫煙者たちが
その肺を漆黒に染める
代償は喫煙する
人々の命だけではないのだろう
ほろ苦い味が
とても強い毒として吸引されて
人々の命の輝きのように
小さな火柱は立つ

煙草税として重い税金が
日本の国庫を
潤しているという理由で
それらの取
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