パンツの裂目/花形新次
 
自称詩が嫌いな理由の1番目は
出だしの2語を読むだけで
つまらないことが分かるからだ
例を上げると
「世界のはずれ」で始まる文章がある
世界にしたって
はずれにしたって
どんなバカでも
思い付くありふれた言葉だ
孤独な自分を嘆きながらも
どうにか救われたいとかって
きっとそんな中身だろ
読まなくても分かる
その時点で完全に読む気が失せる
ホンマもんの詩人が
こんなダサい言葉のチョイスするかね?
しないよねえ〜

これが
「パンツの裂目」だとしたら
パンツの裂目から見える景色は
クリちゃんにはどう映るのか
等と発展していくし
裂目に侵攻していくポコチンの
勇ましさも表現できるのだ

いいか、とにかく今度
世界とか海、空
風とか言いやがったら
親戚一同集めて
訪ねるからな
ずっーと、お前の家の前で
立ってるからな
覚えとけ?

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