top of the worst/竜門勇気
クソの塊で出来た話を聞いていた
汚れたテーブルを挟んで僕は黙っていた
きみはクソを吐き出しおえて
真っ青な顔をして震えてる
そのざまを僕は眺めながら
自分が困ってるのかどうかわからない
全ての言葉は僕にとってもう口にできるものじゃないし
飲み込むなんて考えもできない
灰皿はポケットの中で折りたたまれている
その中で
タバコが数本腐っている
じゃあなにか?こうやって黙ってるのか
そういうやり方しかない
今日は誰かがどっか行く日
心のなかで一度うちに帰る
玄関を開けて靴を脱ぎかけて
ここが心のなかなので靴を脱げないことに気づく
ここじゃずっと裸足だったじゃ
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