スムージー/花形新次
 
パンティに締め付けられて
ねじれにねじれた
陰唇たちを
定位置に戻すところから
夜は始まる

毛はずっと昔から
そこにあったように思えるが
実際は日々抜け落ちて
新しいものに生え変わっているのだ

私たちは
毛に導かれて
大陰唇に辿り着く

陰唇と唇が触れ合う頃
奥の方から
溢れ出すアイスクリーム

今夜もきっと全部
飲み干すだろう

明日は下痢だ
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