あの時くれた手紙、声、微笑み/komasen333
プが限界だろう
その滴はこの身体の分も流してくれている
そんな風に思えて仕方ない日もある
その滴はこの身体の代わりに流してくれている
そんな風に巡らさずにはいられない日もある
そのたび、想う
その滴の分もこの身体を生かせているのかと
そのたび、想う
その滴の分もこの今日を生かせているのかと
あの時くれた手紙が響いている
だからこそ、明日も歩いていこうと想える
あの時くれた声が滲んでいる
だからこそ、明日も歩いていこうと想える
あの時くれた微笑みが揺れ
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