サイケデリック認知症/坂之上放肆
 
MacBookが熱くなってしまった
この詩を書いている僕は冷え切っているのに
Syrup16gを奏でるスピーカーも熱い
気温三十四度の中冷え切っているのは僕だけだ

理解者など存在しない
それを僕は望んでいない
生きているだけで精一杯な当世に
他人を理解することなど不可能だ

もうへんなしがらみのために
へんな生き方をしていくのは疲れた
もうダメかもしれないが僕はダメかもしれないが

死んでから気づくより今気づいたので万事Okay
もう今はこの暑さに対峙せず自らをそのまま溶解させ
流れに任せて流れて流れいきつつ僕を恨む大気の息吹

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