無題/
信天翁
熱中症の耐性を 獲得しようと
落日に 散策の途次で
物蔭・木陰をすりぬけるとき
日中の 重く湿った風は
一服の清涼剤と変わって
幼けないほど
卒寿のおひとりさまを
潤してくれる
夕焼けのあかね空のように
戻る
編
削
Point
(1)