御霊神社/坂之上放肆
 
どんなに晴れた日であってもボクの心は晴れない
そんな憧れを抱きしめながら炎天下の朝を一人歩くと
汗がでた
嗚呼、そんなにまでこの地上はボクを空と共に燃やし
ボクをこの大気圏に溶け込ませていこうとするものか
神社の中の小道を冷気にも似た魂の呼気がボクを歩ませ
ここは周囲の氏神様だと言っている恋人の言葉を思いだし
その当たり前の言葉をすごく自然に新鮮に聞いていたボクの
天然的な素材感
律動的な自然感
心拍的な当然感
これらをまとめて想起するに
まったくボクは希有な存在で
生きているのが不思議なほど第一アポトーシス候補な感じで
畜生、俺の人生、なんだったのだ
このだんらりど
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