白骨/
草野大悟
区別する
やつらを
心底
差別する。
青炎を秘めた
冬の向日葵が
太陽を見据え
白骨(ほね)のように
カタカタと
笑う。
街灯のなかに
きょうも
娼婦は
立ち尽くし
区別
と
差別
が
心中する。
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