人生は風と旅/Neutral
 
生まれて初めてネット喫茶へ行って
ベッドのように深くもたれかかる事の出来る大きな椅子に座って以来
僕は椅子に深く腰掛けるのが好きになったのかもしれない
いつかあの椅子を買うことを夢見て

それでも 僕は
椅子の足を深々とその身に食い込ませる絨毯の痛みを想像してやまない


あなたが食べたいと望むなら
僕はどんな料理人にでもなれる
ハンバーグ、カレー、味噌ラーメン
食べ物を作る事の楽しさもつらさもみんな肉や野菜が教えてくれた

それでも 僕は
いつも残飯だけが置き去りにされる結果を変えられない


言葉の持つエナジーは偉大だ
想像は果てしなく膨らんでいく
たっ
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