フリマの夏/梅昆布茶
 
フリーマーケットにはまさかフリーダムは売ってはいないが
団地の夏祭りのフリマに無職の37歳
嫁に食わしてもらっている松岡君と出店することにした

家に眠っている書籍が主体で
売り上げの半分は日テレの24時間TVのチャリティに寄付する
のこりは松岡家の生活費だ

ひとの生活やこころには基本的に関わることはできない
そんなことはわかっているつもりの阿呆だが
それでもひとが好きでいきてきたきがする

いつも吉田拓郎の祭りのあとのさびしさを想う
わくわくする夏はくっきりと影を意識させる季節でもある

相撲と野球が大好きででもおっちょこちょいなドライバー仲間の大塚さん
長島引
[次のページ]
戻る   Point(13)