親/もり
 
気怠い午後の窓に
コウノトリが連れてきた
甘い匂いの衣をまとう
真っ白な 汚れのない 詩

しばらく考えて
抱いてみる
泥のついた手で
目はおれ似じゃない

さて誰か

道傍の雑草
さすらいの浮雲
大っぴらな海
やけに優しかったあの夜


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