書く動力 5/Dr.Jaco
意識して柔らかく書き出したはずの話であったが、ドンドンとんがってくるのを感じ
る。先に出した私の過去の書き物については、どうあれ私にとっては大問題であり、
白旗掲げながらその背後から銃を打ちまくるような卑怯な体勢で出したとも言える。
「もう傷付きたくないから、あんた、何とかしてよ」って。
「言葉さん」は、私が焦がれる対象(物体・感覚・イメージを問わず)に隠れていて、
見つけられればその対象を貴方に手渡すことのできる言葉(ないしは表現)である。
「手渡し」というのも比喩でしかない。私は自分が詩だと思って書くものを朗読した
りはしないから、字にするだけなのだが、このフォーラムであれば
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