イチモツデカ太郎「大きい」/
花形新次
大きいって発して
顔を赤らめたきみは
大きいに
思い入れが
あるんでしょう、きっと
それに気付かない
私が悪かったんです
でも一つ言わせて貰えるなら
最初から
大きいが
好きなんですって
はっきり言ってくれれば
私には不似合いだって
素通りしたんです
裸になって
嫌われるなんて
悲しすぎます
(イチモツデカ太郎詩集「高原のサナトリウム」より)
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