Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:/竹森
僕の(架空の)恋人
透明な御飯
透明なレタス
傾かない天秤
ぶれない標高
レタス
それから
御飯
それから
モディリアーニ
振り出しの
ファン・ゴッホ
リズムに合わせて
たくさんの詩人を殺した心象
蛸壺
血の匂い
瑠璃色の風
無駄に長いストロー
で毒を啜る
彼らの気遣い
を無駄にして生きる
浮遊して
それから夢中して
リズムに合わせて
合わせた死体の掌が冷たい
冷たい同士
狂ったタンバリンやマラカスや会計で
流動するひとつながりの結び目をひとつ包丁で切り刻む
切断面がパン!と破裂して
僕らが開く目はつまり世界の終わりとか
鎖の
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