Re:Re:Re:Re:/竹森
 
ってくれよ。






告白という言葉。告白という行為。告白という文化。告白という海があったら。


なんにせよ僕らは偶数が好きだった。君を性交に掻き立てるあらゆる要因。それを十個並べ立てては一個にして、その一個を十個並べ立ててはまた一個にして、膨れ上がってはとうとう弾ける寸前の一個を我先に愛で合った。


「ソテーされた白いレモンを口に含んだ夜はまだ、打ち捨てられた奇形児の面影を夢に見るの」
「処刑台のギロチンが私たちの繋いだ手を切り離すのだとしたら、パプリカの赤色が見当たらなくたってもう誰一人それを責めはしないでしょ?」
「壁の染みの裏側が気になるの。
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