年月にして8年間、私は×××××××の肉体のみを食し続けてきた。×××××××はあの華奢な肉体で、私の肉体をこれだけの間養い続けてくれた。それはとても愛おしくもあり、どこか不気味でさえもあり、私はときどき×××××××でない何かを食しているような気さえしてしまう。それでも飴玉を目の前にちらつかされた人間のような単純さで、×××××××の×××××××を信じ続けた。それは年月にして8年間。目の前にちらつかされた飴玉を手に入れた人間がそうするように、私は×××××××から抜け落ちた髪の毛や剥がれ落ちた爪垢を舌の上で、先端で、転がし続けた。