老いの演繹/
信天翁
冷蔵庫のコンデンサと
コンプレッサとが
ご機嫌いかが と適時にささやく
そして そのたびに
卒寿のおひとりさまは
ぴくっとして 暮しの流れに竿をさす
過ぎた四次元の追憶を迫られて─
戻る
編
削
Point
(4)