みどり色の風に 恋をして/
南無一
みどり色の風に 恋をして
いつまでも どこまでも
歩いていけそうな 気がしていた
かなしみの色は 空のいろ
はるか遠くに 流れゆく雲は
やがて 消えてしまうでしょう
あてものなく生きている この時間こそ
かぎりなく かけがいのない
美しいいのちの 恵み
わずらわされるものは なにもなく
絶えまなく 歌う ひばりの さえずりに
こころが やさしく 微笑みます
みどり色の風に 恋をして
今日もまた 歩いています
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