心理学にフロイト主義なるものがあるのか?フロイト評論?/銀馬車でこい
きたいと思います。当時のフロイトについてもユングについても、それぞれ精神力動療法そしてグループセラピー療法の帰着として、療法の住み分けから生じたそれぞれの意見の最大限の尊重があったに過ぎないと解釈します。
ジグムント・フロイトは、その「性欲論」について、その「異端」の烙印を何度も垣間見ることによって、「精神病理」そのものの問題視を忘れなかったとは言えよう。それだけに、フロイトは「夢分析」「精神分析」においても、批判主義を大きく認めていた。あるいは批判主義について大きく警戒感を緊張感に換えて、その思想を、参考文献まで高めようとする意志を忘れなかっただろう。フランス精神医学においては、そうい
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)