雨/
佐藤伊織
運命とは。
戻ることはないから安心してもいい
並列された時間軸に迷いはなかった
それはみな意志の極限を指しているから。
時が鳴り響くように。
(私たちがモナドと呼んでいたもの) のように
無数の時間軸が並行して走り出すとき
再現されるものを空間とよみかえていた。
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